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希少腫瘍・・・ [こころね]

どうしてこんな腫瘍ができたのだろう。

13日の診察の際、

MRIの写真を見ながら、

「これは実物大ですか? ちょっと太くないですか? 私のですか?」

「計測もできますよ。16.5cmくらいかな?」

「そうかな、そうかなやっぱり、ふーん、それくらいあるか?ペタンコになっているからですか。はい」

どこかで、現実を受け止めたくない気持ちがある。

初めにレントゲン写真を見たときは、

自分の番が来たのかって・・・

そう思いました。

会社の同僚にも悪性リンパ腫や乳がんの治療をしながら勤務している人たちがいます。

MRI検査を受けるまで、時間があったのに・・・

もっと有意義に使えばよかった。なんて、今思ってもしかたがないけど・・・

R骨腫瘍.JPGL正常.JPG
骨腫瘍のレントゲン写真
右:骨腫瘍(⇒) 左:正常

「先生、やっぱり腫瘍のある側の骨は腫れているんですね。筋肉は萎縮しているのに・・・」

先生はうなずきながら、一生懸命、紹介状を書いてくれていました。

希少腫瘍・・・

どうしてこんなになっちゃったんだろう・・・


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確実に病気から逃げている? [こころね]

獣医師免許を取得してから、

動物を治療したのはわずかに2件・・・

子供が小さかったころに飼っていたハムスターの治療をしただけ・・・

1匹はお店で買ってきたハムスターがすでに下痢をしており、もう出すものを出し切ったという時に、

小児用下痢止め(俗に言うマルピー下痢止め)をちょっと水で練って割り箸に付けてなめさせた。

復活したハムスターは3年以上長生きしました。

(お店では、同じケージの中で売られていたハムスターは全滅していました。)

もう1匹は、ハムスターにも長生きすると乳腺腫瘍を発生するものが多く、

腫瘍の切除をしてあげました。(糸で根本を縛っただけですけど・・・)

 

難産で出血して死亡したハムスターがいました。

この時は、息子に「おかあさん!動物のお医者さんなんだから助けて!」 っと号泣されて、

「こういう小さな動物はちょっと血が出ただけで助からないんだよ。人間にとってはちょっとと思っても、この子にとっては体の半分以上の血が出ているんだよ。助けるためには輸血をしてあげないと。血液型が一致する血もないでしょ」 などと言って、見ているだけでした。

当然、息子には呆れられました。

開業している訳ではないので、自宅には薬も器材もありません。(いい訳ですが・・・)

獣医ってこんなものですか?って誤解をまねきそうですが・・・

 

実際、仕事で使用した実験動物の数は計り知れない。

医薬品の安全性試験、農薬の毒性試験・・・

致死量を調べる試験や、奇形が発現するかどうかを調べる試験をしていました。

農薬等の毒性試験では「有機リン系殺虫剤」等あの「地下鉄サリン事件」のサリンより毒性は弱いものですが、実際に防毒マスクをして試験したものもありました。

抗腫瘍性抗生物質(抗癌剤)の試験もしました。

この抗癌剤は今では様々な腫瘍の治療に用いられています。

投与直後から症状を発現する有機リンとは異なり、最初は特に症状は認めず、投与後1週間に動物室に入ったときに一斉に脱毛し始めたのには、予想した事とは言え驚きました。

だらだらと死亡が続くので、観察期間を2週間延長し、4週間としたのです。印象深い試験でした。

この抗癌剤のお世話になるかもしれない・・・

 

実施した試験の中には陽性対照薬として、必ず、既知の染色体異常誘発物質や、抗原性物質を使用するものもありました。

ケミカルハザード対策は今の設備から言うと万全とは言えない・・・?

現在は自分では動物を扱うことはなく、事務職として仕事をしています。

獣医らしい仕事のひとつとして「病性鑑定」 があげられます。

鶏や豚の飼育農場で病気が発生したとき、その病因を検索するため、いろいろな検査をします。

私のところへ、ウイルス、細菌、寄生虫、病理等の各検査担当者から、検査結果が届けられるので、それをまとめて、病因を考察し報告書を作成するのです。

その他、開発中の動物用医薬品のスケジュール管理、そのため、来週、北海道に出張する予定です。

もろもろの契約関係事務等・・・

これらの仕事をどうしょうか?

こんな状況でも仕事の事を考えているのはおかしいですか?

仕事をしている時には病気の事を忘れていられます。

 

確実に病気から逃げている?・・・そういう訳ではありませんが・・・

おぎんたさま.jpg
子供の時に飼っていた猫。
「お銀太さま」です。


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きれいなままの姿を残したい [こころね]

「人の手術は大動物並みだよ。特におまえは身長がタカイからね~。絶対、小動物にはなり得ない。」

大学時代にそう言われました。

獣医の治療は、大動物(ウシ、ブタ、ウマ等)と小動物(イヌ、ネコ等)では手術の処置が異なります。

例えば、傷口の縫い目の幅・・・

大動物ではかなり粗く、傷を気にするような事はしません。

小動物では細かく、傷が目立たないように、きれいに仕上げます。特に、イヌの美容整形のような処置(耳を立たせたり、尻尾を切ったり)の場合は、見た目が重要となります。

 

(大動物並みか・・・そうだよね。)

確かに、出産の時なんか、本当にウシやブタと変わらなかった・・・

 

出張した際に高校の同級生に会いました。

彼女は、昨年、開胸して心臓の弁の手術をしています。

「私、手術の傷がミミズ腫れみたいに残っちゃって、その部分の感覚がおかしいのよね。

本当は、ずっと長いこと傷口をよせて、ふさがるようにしなければならないのを、結構早いうちに胸を広げるような運動をしちゃったからかな?

他のヒトはスーと一直線のきれいな傷なのに・・・」

と言って、少しだけ胸元を開けて、傷を見せてくれました。

胸部の正中線上に、彼女が言うように赤くミミズ腫れ状態の傷が残っていました。

「色が白いからよ・・・」 って慰めにもならないことを・・・

 

あっけらかんと言って、傷口を見せてくれましたが、

心にも、それより大きな傷を負っているはず・・・

 

それから、彼女は手術の前に胸元の深く開いたお気に入りの洋服を着て、ちゃんとしたフォトスタジオで写真撮影したことを話してくれました。

私は、自分でこっそり撮影した肢の写真をみせてあげました。

彼女の感想は、

「色っぽーい!高校の時よりふっくらしていいよ!」

 

みんな、考えることは同じ・・・

きれいなままの姿を残したいって・・・

 

今日、S医大に行って、予想通り、バイオプシーするにも手術が必要なことを告げられました。

やはり、癌研有明に行く結果に・・・

 


タグ:手術の傷口
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本当に私の良きヘルパーさん [こころね]

2009年11月28日(土)

娘と一緒にディズニーシーに行ってきました。

私は初めてです。

天気に恵まれ、いっぱい歩かされましたが、

肢の方はさほど気になりませんでした。

 

娘は私の心臓のことを気遣ってくれて、

ラッシュ並みの人の中、

「あんたは余計な事考えないで、私に付いて歩いていればいいの。」

と言って、終始リードしてくれました。

 

この頃、

気が向くと、私のお弁当も作ってくれるし、

学校が休みの日は夕食も作ってくれます。

本当に私の良きヘルパーさんに育ってくれました。

 

大学3年生、就活真っ最中です。

 

「娘は結婚しても家から5km以内に住んでもらう。」

と言っていた会社の上司がいましたが、

まさに、その心境です。

就職も、家から通える所にしてね。

ごくらくちょう花.JPG
逆光の中の極楽鳥花(ゴクラクチョウカ)

TDS.JPG
異国情緒漂う町並み

TDSE.JPG
左上に三カ月が・・・

遅くならないうちに、

日没に合わせて、

帰りました。

 

ちょっとだけ、肢はだるくなったけと、

腫瘍の事をふっきれる、

楽しい一日でした。

娘のお友達へのお土産代も全部払わされたけど・・・

まっ、いいか。

 

 

 


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黒い実、赤い実、黄色の実 [こころね]

2009年12月12日(土)

今日は小春日和、

ぽかぽかして気持ちいい・・・

 

筋肉を付けることが大事と整形外科の先生に言われているので、

家の近くを少し歩いてみました。

 

黒い実、赤い実、黄色い実・・・

もう12月だと言うのに、実りの秋って言う感じです。

黒い実.jpg

赤い実.jpg

黄色い実.JPG

色々、生っていて、鳥が啄ばんでいますが、名前はわかりません。

花の時期には、花を見てきれい!

実が生ればおいしそう!

って思ってはいるんですけどね。

 

帰宅後、調べて見ましたが、植物図鑑ってわかりにくい!

花とか葉っぱとか、木の肌とか、本当に難しいです。

いったい、なんなのでしょうか?

黒い実はトウネズミモチ?

赤い実はサンゴジュ?

黄色い実はピラカンサ???

違っていたらお知らせ下さい。

 

歩くといつもとは違う景色が見えて、おもしろい発見ができます。

今まで、こんなに身近な自然も見逃していた?

自分の肢で歩けるって、本当に幸せなことなんですよね。

当たり前みたいですけど・・・

 

 

 


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きっと、戻ってきてくれる。 [こころね]

多摩川は護岸工事の真っ最中です。

国の仕事、

そう、あの八ツ場ダムで有名になった前原大臣引きいる国土交通省の仕事として進められています。

どのような風景になるのでしょうか?

 

川には、藻が生えていて、

藻の周囲に住み付いている小魚や、昆虫がいて、

それを食べる鮎や虹鱒などが生息し、

また、それを食べる鳥の種類も数も多くみられました。

釣りをする人々も多く、

虹鱒の放流の日には本当にたくさんの釣り人であふれていました。

いっぱい釣ってきた魚は、1度には食べ切れないので、

近所におすそ分けしたり、干物や燻製にして、食べていた時期がありました。

燻煙も、また、多摩川で、のんびりと釣りをしながらするのです。

 

この多摩川には生き生きとした生態系が息づいていたのです。

 

確かに、数年前の雨台風の際に、崖の上の大きな木が1本、

スローモーションでも見ているかのように、ミシミシミシっと音をたてて、

ドドドドーン、ザバーンと地響きと水音をたてて川へ落ちたのを目の当たりにした時には、

このマンションも崩れてしまうのでは?と言う恐怖がありました。

不思議な事に、倒れる少し前の、台風特有の断続的な雨の切れ間に、

コジュケイの親子が一列に並んで避難しているのを見て、自然の持つ力強さ、たくましさを感じさせられました。

 

それから流れがマンション側に変り、だんだん川岸が浸食されてきていました。

川の流れる音が騒音に近くなり、窓を開けている時には、テレビの音量を上げなければ聞こえないくらいになりました。

 

今、ベランダからは無数のテトラポットが見えます。

多摩川工事.JPG
雨の日の工事、(11/29/2009 撮影)
シラサギたちが工事を見守っていました。

多摩川工事休日.JPG
工事は休みの日、(12/06/2009 撮影)
良い天気です。

多摩川護岸工事休みの日.JPG
新たに作られた川の流れが見えてきました。(12/12/2009 撮影)

護岸工事橋の上より.JPG
橋からの眺め、(12/13/2009 撮影)
崖の崩れた跡が確認できます。

 

流れがまた、川の中央付近に戻ったら、

住んでいた生き物たちが、新たな生息場所にやってきてくれるでしょうか?

 

きっと、戻ってきてくれる!

生き物たちは、そんなにヤワではない。

与えられた環境に順応していくのだ。

 

たくましく生き延びたコジュケイのように・・・

工事風景写真


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メリー クリスマス・・・ [こころね]

2009年12月24日(木)

メリー クリスマス・・・

 

クリスマス.JPG
数年前、昭和記念公園にて


 

クリスマスツリー.JPG

 

ツリー.JPG

 

 

クリスマスケーキ.JPG

 

それから


タグ:クリスマス
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ふとした瞬間に、我に返る。 [こころね]

2009年12月27日(日)

護岸工事の状況を確認するため、ベランダへ・・・

朝の空気は凛として、澄んでいて、背筋がしゃきっとする。

対岸は1週間前とあまりかわってはいない。

中洲が削られ、こちら側の岸の工事がメインとなったので、灯台元暮らし状態である。

ひととおり、川を眺めた後、

目をあげると南東の空に見た事のない何層もの雲が・・・

 

今まで、きれいな青空とか・・・空は眺めてはいたが、雲を見る事はなかったような・・・

こんなふうに層をなしているものは記憶にない・・・

数層が対岸の山まで続いて、すーっと切れていた。

 

すじ雲1.JPG

すじ雲2.JPG

 

しばらく眺めていると、層がなくなり、ぼやけて、消えていった。

 

こうやって、空と雲を眺めるようなときが過ぎると、

ふとした瞬間に、

我に返る。

それは、紛れも無く大腿骨に腫瘍があると言う現実・・・

現実に引き戻されるのだ。

治ったのではないのだから・・・、このまま腫瘍と一緒に生きていこうと決めたのだけれど、

決して、不安がない訳ではない。

 

考える時間があるということは、幸か不幸か・・・

 

29日から正月休みに入る。

う~ん。年内は大掃除とかして・・・

1日は初詣、そうだ、ニューイヤー駅伝、

2日、3日は箱根駅伝で、応援しているうちに、休日は終りになるか・・・

このお正月は休みが短い!

 

その分、救われる感じがする。

 

 

 

護岸工事の続き


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一陽来復を願って [こころね]

2009年12月30日(水)

振る返ると今年1年いろいろなことがありました。

1月 
初詣 引いたおみくじは小吉 ラッキー!銭亀が当たる。
「鶴は千年、亀は万年」のことわざどおり長寿延命、財宝授与、無病息災、
諸難消除をさずける亀で昔から広く信仰を集めています。との説明書きがついていました。
気になる病気(やまい)については、重し医師を選べ・・・心臓のことかな? 

2月 
3月末で会社の女性ひとり円満退職決定

3月 
かわりに新人の女性が入社

4月 
子供たちはそれぞれ進級。ふたりとも大学生、いつの間にか大きくなりました。新入社員の女性が入社 もともと女性が少ない会社なので、ハーレム部と言われる。
(ひとりおばさんがいますけど・・・) 部員が増えるのはありがたい。

昨年、心臓の手術(カテーテルアブレーション)をしてくれた主治医が退職することを知る。
最後の診察は優しかった・・・。今までは???

5月 
〇◎歳の誕生日
誕生日を折に、思い切って、カテーテルアブレーション体験のブログを作成

6月 
新しい主治医の循環器内科初診察
会社は新体制になる。

7月 
新体制により業務分掌の変更   

8月 
夏休み 実家のある北海道へ。右肢に違和感を感じる。

9月 
整形外科受診、大腿骨に腫瘍があることが発覚
おみくじの病気重しとはこのことだったのでしょうか?

秋明菊.JPG
病院の屋上庭園で撮影した秋明菊:花言葉は忍耐

10月 
S医大受診
癌研有明病院受診
骨腫瘍に関するブログをアップ

11月 
大腿骨の腫瘍は経過観察となる(診断は内軟骨腫?軟骨肉腫である可能生は低い。)

12月 
平穏な日々に戻りつつあります。

新芽.JPG
枝の先には新芽が確認できます。

お世話になった、病院関係者の方々、また、このブログに、はげましのコメントを記載してくださった方々には本当に感謝しつつ、一陽来復を願って、また、新しい年を迎えましょう。 


タグ:一陽来復
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感動して生きていこう! [こころね]

2010年1月1日(金)

挨拶ひたきちゃん.JPG

 

家族からはすずめ?とか言われてますけど、ジョウビタキの雌を描きました。

モデルは春分亭さんのブログ「春分亭備忘録」に掲載されているジョウビタキちゃんです。
(春分さん、すずめに間違えられる絵しか描けなくて申し訳ございません。)

文字は写真撮影してから、パソコンで入力しました。

何年かぶりで絵を描いてみましたが、なかなか思うようにはいかないものです。

文字を入れる前に写真を撮っておいて正解でした。

自分の書いた文字も入れられるように・・・

今年は、それを目標にしようかな?

ついでに、最初に描いた絵です。

葉書に描いたら、尾が寸づまりになっちゃって、

こちらのほうがバランスが良く、鳥らしいんじゃないかと ・・・

hitaki.jpg

動物でも、植物でも・・・ 身近な自然でも、 自分がかわいいとか、きれいとか、感じていると本当に安らぐし、癒されます。

当たり前のことでしょうが、 今年は、もっといろいろなことに関心を持って、感動して生きていこう!

1年が長く感じられますように・・・


タグ:絵手紙
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植物の再生に協力していくことを惜しまない。 [こころね]

土に根を下ろし、風と共に生きよう。

種と共に冬を越え、鳥と共に春を歌おう。

- どんなに恐ろしい武器を持っても、

たくさんの可哀相なロボットたちを操っても、

土から離れては生きていけないのよ - 

(ゴンドアの谷の詩:天空の城ラピュタより)

 

昨年の年末に、対岸から護岸工事がどうなっているのか確認しに行きました。

マンションとその崖付近の写真です。

マンション.JPG

くずれた崖.JPG
崩れた崖

 

「天空の城ラピュタ」を思い出す。

底が抜けて大きな飛行石とともにラピュタが天空高く上っていくとき、

木の根に付いていた土が、崩れてぱらぱらと落ちるところだ。

ラピュタには人が住んでいないうちに、

あらゆる場所に植物が根付き、そこには小鳥が巣を作り、

池には魚が泳ぎ、人工的なものは全て、豊かな自然に埋め尽くされていた。

滅びの呪文「バルス」を唱えたとき、

人が作ったものは崩れてしまったが、

茂った大木の太く、たくましく、たくさんの絡み付く根によって、崩れは食い止められ、

天空高く上っていくのだ。

 

人は土がなければ生きてはいけない。

大地に根を張り、作物を育て、生きる糧としていくことが必要なのだ。

 

崖を崩したのは、台風による川の増水で自然と流れが変わり、

浸食が進んできたことが第1の要因だとは思うが、

川岸の岩盤に大きなマンションを建設し、

植物の根を切り刻んでしまったことも大きな影響を及ぼしていることにはまちがいない。

 

この土地に住むものとして、

この自然と共生してくためには、

少しでも、植物の再生に協力していくことを惜しまない。


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明日に望みを託しましょう。 [こころね]

"God is my witness they're not going to lick me!
I'm going to live through this and when it's all over, I'll never be hungry again!"


「神様、見ていてください。私は負けません!この苦難を生き抜き、二度と空腹には苦しみません!」


風と共に去りぬのスカーレット・オハラの台詞です。

風と共に去りぬ.JPG

スカーレット永遠に.JPG

 

この映画を初めて見たのは大学2年の頃だったと記憶している。
福岡出身の友達と、北海道出身の私が、
獣医師を目指した学生時代に、
町田で買い物をしてから、映画でも見たいねって、
たまたま入った映画館で上映されていたのがこの映画でした。

前編から後編へと、長~い作品を見て、
前向きで、生きることに対して貪欲なスカーレットの生き方に感動し、
無知であっては自分の思い描く生き方ができないと、
二人とも、また、明日から勉強頑張るっていう気持ちになったのでした。

 

この映画は、アメリカの南北戦争を背景に、
タラという土地で、黒人の奴隷を雇って、
綿の栽培をしていた大富豪の家に育ったスカーレットが、
戦争の最中、北軍との戦場となりつつあるアトランタから、
なんとか生き延びて、
やっとたどり着いた故郷の土地、タラでは、
北軍に家こそ焼かれてはいなかったが、
母が死に、父はその影響で精神に異常をきたしていた。
食べものは畑の大根しかない。
その状況で、まだ育っていない大根を畑から引き抜き、
土をちょっと落としてから、口にして言った台詞が最初に書いたものだ。

その後、タラの土地を守るため、また、家族の安定した生活を確立するため、
彼女はしたたかに生きてゆくのである。

スカーレットは、
戦地のアトランタで親友のメラニーが産気付いたときにも、
最初は難色を示していたが、私がやらなければと決心してからは、
初めてのお産立会いにもかかわらず、
てきぱきと指示を出し、困難に立ち向かい、乗り切っていく。
芯の強い女性である。

まわりの女性からは、
その美貌で次々を男性をとりこにしたり、利己的で、気の強いところが、
ひどく嫌われていたが、
メラニーだけはスカーレットの性格を理解していた。

切ないのはメラニーの夫となった煮え切らない男性を、
レッド・バトラーと結婚してからもずっと思っていることですが・・・。
(これだけはちょっと意外、私ははっきりしない優柔不断なのは嫌いなので)

メラニーが死ぬ直前に、
スカーレットはレッド・バトラーを愛していたことに気付いて、
告白するが、時は既に遅く、
レッド・バトラーには理解してもらえなかった。

レッド・バトラーは彼女のもとから去っていくのである。

その後、一泣きしてから、

"I can't think about that right now. If I do, I'll go crazy. I'll think about that tommorrow."

「今考えると頭がおかしくなりそう。明日に望みを託しましょう。」

 

どんな境遇に陥っても、

明日への希望をつなぎ、

前向きに、強い心を持って生きてゆく。

ゆっくり落ち着いて、よく考えてから行動する。

そんなスカーレットの生き方が大好きです。

 

タラ.JPG
スカーレットは父親から、この土地、タラは母親みたいなもの、
この世で信じられるものは、土地であることをさとされる。

スカーレット.JPG
パーティーのため、コルセットでウエストを50cmにしぼり、ドレスを着る。
お手伝いさんに「食べ物にパクついては殿方からの評判が落ちる。」
だから、家で少しでも食べて行くように、と言われている。
よその家では小鳥のように少しずつ食べないといけないそうですよ。

 

◆ 一緒に映画を見た彼女は、
アメリカで知り合ったご主人と一緒に福岡で動物病院を開いています。

 

 

 

 

多摩川護岸工事の状況(つづき)


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実地試験もマークシートで? [こころね]

いよいよ明日から3日間の日程で医師国家試験が施行されます。

私が獣医師の国家試験を受けた時のことを思い出します。
臨床3科と基礎8科の筆記試験(マークシートではない)と、
実地試験(筆答試験と口答試問)がありました。
獣医科大学が4年制の時代でした。
昔の話で、年齢がわかってしまいますが・・・。

今年の獣医師の国家試験は全てマークシートによる多肢選択問題。
その中には実地に関する試験も含まれています。

医師の国家試験も同じようです。

国家試験に本当の実地試験は必要ないのでしょうか?

確かに、実地試験をするとなると、
実習室や解剖室がないと試験はできないので、会場が限られてしまいます。

東京近郊の獣医系の大学は、当時の名称であげると東大、農工大、日獣大、日大、麻獣大・・・でした。

自分の通う大学では受験できないように、受験生を各大学にシャッフルして試験するのです。

私は日大で実地試験を受けました。

日大の獣医学部は当時、世田谷にありました(現在は神奈川県に移転しています)。

 

実地試験の筆答試験は、1問1分で行ないます。

教室内に10台の机があり、その上に1問ずつ問題が置かれているので、試験官の合図で机を移動しながら答えていくのです。

試験に入る前に控え室から受付に移動し、受付の試験官による本人確認がありました。
それも1分間、受験票の顔写真と照合したり、名前を確認したりするのです。

そこで、試験官は世間話をしたり、リラックスするようにとか言葉をかけてくれます。
何と言われたかは忘れてしまいましたが・・・。

ある友達の場合は、
試験官 「名前は?」
友達  「〇〇〇◆◆◆◆です。ドキドキしてます。」
試験官 「落ち着いてやれば大丈夫だよ。一問目はみんなできているから。」
友達  「そうですか? それは何ですか?」
試験官 「かん・・・」

試験官に問題を聞いて、思わず試験官も答えを言ってしまうような状況があったと・・・

ちなみに1問目は、
シャーレに寄生虫(肝蛭:かんてつ)の標本がたくさん入っていて、
この寄生虫は何ですか?         答え 肝蛭
この寄生虫の中間宿主は何ですか?   答え ヒメモノアラガイ

今では、肝蛭も、ほとんどみられない状況で、若い獣医師は知らない子たちも多いのですが、当時は牛の肝蛭症が社会的にも問題となっていました。

筆答試験は1分ゲームのようなもので、パニックに陥ると取り返しが付きません。

不用と言えば不用だと思います。

受験する側も、控え室からひとりずつ呼ばれるので、本当にドキドキして、ノミの心臓の私にとっては1番いやなものでした。

どんな状況でも冷静に判断できるかどうかを試すのであれば、他にも方法があるはずです。

 

口答試問は、身だしなみから試験の対象となるので、白衣を着て、長靴を履き、キャップを被り、聴診器を持って試験会場の解剖室に入りました。

控え室の教室から解剖室までは、ひとりずつ試験官に連れられて行くのです。

日大の解剖室は半地下のような場所にあり、そこまで行く途中、やはり試験官と話しながら行ったような気がします。

解剖室には牛、犬がいて(ある意味、安心します。)、検査機器が並べられていました。

解剖室に入り、教官に挨拶をして、名乗ってから、問題に入りました。

大きく、3問の問題が提出されました。

1問目は、この機械は何ですか? 何をするために使用するのですか?
      答え 毛細管ヘマトクリット用の遠心器、血液検査のHtを検査するため等
2問目は、牛の膣脱について、症状と修復方法
3問目は、牛の膝蓋骨脱臼について、症状と修復方法

3問目は最初に牛の膝の位置を聞かれました。膝のように見えるところはくるぶしなので、ちょっとひっかる人がいるので、質問するのでしょう。

時間的には7分程度のものです。

その中で、どのような人物かということも判定されたのです。

 

実地試験をするには場所も試験官の人数もかなり多く必要となり(控え室、受付、各試験室にそれぞれ数人)、採点するのも大変です。

1つの大きな会場で、マークシートでの試験は評価する側の立場からは、随分省力化されています。

 

人物の適正は大学側で評価されるのでしょうか?

人とコミュニケーションがとれない人達が増えています。 医学生であっても同じです。

口答試問は必要なのでは?第三者による評価は必要ではないでしょうか?

お医者さんであれば尚更のことです。

 

受験する側はどうでしょうか?

マークシートの試験はシロクロはっきりしていて、ごまかしがきかないし、多くの問題があるから大変でしょうね?

口答試問だと、教官に助けられる場合もありますしね(ヒントをくれたりして)。

 

医師国家試験の問題集.jpg
医師国家試験の問題集:

開いたところは不整脈の頁。

自分がかかったことのある病気なら、実体験もあり正解。

まあ、甘くみて全体で6割は正解できるかな?


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股関節は大丈夫? [こころね]

車椅子.JPG

診察のとき、

冗談を言いながらも、

先生は、次回の診察はレントゲン撮影してからの診察、

「次々回は、また、MRI検査をしましょう。」

と言いつつ、

パソコンには股関節も含めての撮影と入力していました。

 

先生は、

病状が進んだとき、どこから残せるのか、考えているのでしょうか?

股関節は大丈夫?

ダメならどうなるのでしょう?

人工関節・・・?

それとも・・・???

まだ、そこまで、痛くはないので、正直言って、実感はありませんが・・・。

先生は、もう術式まで考えているのでしょうね?

 

私の思い過ごし・・・。

でも、他のことを言いながら入力したので、ちょっと気になります。

 

もしも、開業獣医師であれば、

散歩を嫌がるようになったイヌにこのような腫瘍がみつかったならば、

おそらく、飼い主の口から、

「切断してあげてください。」 と言わせるように仕向けるんでしょうね。

 

次々回、ということは1年後?、9カ月後?

 

腫瘍くん、本当にこれ以上大きくならないで、じっとしていてね!

 

 

通り過ぎた.JPG
失敗!!
カニが映らなかった!!!


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クロッカスの花言葉のように・・・ [こころね]

クロッカス絵手紙.JPG

クロッカスを描きました。

クロッカスの花言葉は、

「信頼、青春の喜び、私を信じて、切望、あなたを待っています、愛をもう一度、

私を裏切らないで、堅実・・・」

 

病院の待ち時間に屋上庭園に行って、撮影した写真を元に描きました。

待ち時間の有効活用です。

ブログに掲載する写真撮影をしていると、

自分が患者だっていうことは、少しの間、忘れていられます。

 

クロッカスの花言葉のように・・・

主治医の先生を信頼しています。

私を裏切らないで・・・ね!

にほんブログ村 双葉.gif

 

 

今日は雛祭り


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やっぱり、聴診とかしないのは診察時間が少ないから? [こころね]

お医者さんは、いつのころから、患者の体を直接、診なくなるのだろう?


私は、不整脈の発作を起こして、何度か、救急車で救命救急センターに運ばれた経験があります。

運ばれるのはいつも同じ病院で、循環器内科には今でも経過観察で通っています。

その病院の救急センターでは、最初に必ず研修医が診察します。

たまたま、他の患者さんがいないときに運ばれたときには、お医者さんだけで6人以上、それに救急隊らしき人が2名いました。

手、脚それぞれ1本ずつ担当しても、まだ、お医者さんが余っています。

「患者のたらいまわし」 と言うことを良く聞きますが、
全くそんな状況とは縁がないようです。

発作はすでに、救急車の中で治まっていて、もう大丈夫なのですが、やはり、ひととおり、心電図をとり、聴診し、採血したいと指導医の先生に願い出ている研修医もいました。

これは、研修医たちの良い教材ではないか?

本当に丁度良い教材なのかもしれない・・・

 

そこで、気が付いたことは、研修医は、聴診したり、触診したり、採血までも、よく体に触りたがりますが、今、お世話になっている循環器内科の先生(まだ30歳そこそこだと思われます)は、昨年6月から、前の主治医に代わって診ていただいていますが、私の体にふれたのは、貧血かどうか診るために、右手で左眼をちょっとだけ「あっかんべ~」としただけです。

研修医の時代から、そんなに経っていないと思われますが・・・

聴診とかしないのは診察時間が少ないから?

それなら、かわりの検査をしてくれれば納得するのに・・・

 

整形外科は、その日に撮影した画像があるので、脚を触らなくても診察できることはわかります。
(凹んできた右脚自体を診られたことはありません。)

 

クリスマスローズ2.JPG

病院の屋上庭園に咲いていた「クリスマスローズ」
首をかしげて考え事をしているような、そんな奥ゆかしげな花です。

花言葉は、
「追憶」 「私を忘れないで」 「私の不安を取り除いて下さい」  「いたわり」


おお! ぴったり!
クリスマスローズ=私の不安を取り除いて下さい!

やっぱり、聴診とかしないのは診察時間が少ないから?


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ブログを初めてよかった。 [こころね]

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シモクレン(紫木蓮):花言葉(自然への愛、持続性)

昨日、久しぶりに休日がきれいに晴れわたったので、散歩に出かけました。

思えば、就職し、2人の子供を育てながら仕事を続け、今まで、本当に仕事人間だったなぁって感じています。

子供が小さな時は、まだ、いろいろな行事に参加して、四季を感じることもありました。

子供のやることに一緒になって、充実した休日を送っていました。

それも、高校まで・・・

二人とも大学生になってからは、自分の時間がいっぱいあるのに、自然を感じることはしていませんでした。

以前、「今年、桜、咲いてたかな? 見なかったわ。」 なんていう事も・・・

 

運動不足ということは認識していましたので、ウォーキングで駅2つ先のドーナツ屋さんまで、周りには目もくれずにただ汗を流しながら歩くということは時々していました。

今、整形外科の医師からは筋肉を付けることも大事ということを言われていますので、週に1回の散歩を目標にしています。

散歩しながら新発見したもの、感動したものを写真撮影!

(息切れしたら、写真を撮りながら一休みするのです。)

特にブログネタを探しながら散歩すると、よく観察するので、近くに住んでいながら気付かなかったことに、新たに気付いたりして、その都度、驚かされることがたくさんあります。

ブログを初めてよかった。

 

最初の写真のモクレン、漢字で書くと木蓮、木の蓮(ハス)って書くのは、蕾が蓮にそっくりだから?

本当にそっくり、蕾がほころび始め、もうすぐ咲きそうでした。

ハナニラ031410.JPG
ハナニラ

オオジシバリ031410.JPG
オオジシバリ

オオイヌノフグリ031410.JPG
オオイヌノフグリ

サクラ031410.JPG

桜の蕾はまだ、かたいようでした。 

たぁぬきさん、たぁぬきさん、遊ぼうじゃないか~


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ピースと笑顔はかわらない。 [こころね]

いちごを描きました。

いちご.JPG

今が旬のいちご、とても美味しいです。

 

19日に息子が大学を卒業しました。

卒業式には出席できなかったので、息子に「写メールしてね。」 っとお願いしました。

送られてきた写真に、おもわず笑ってしまう。

昔から変らないピースをした息子が、仲間と一緒に元気な姿で、笑顔で写っていました。

親として、ほっと、安心できる瞬間です。

 


ピース.JPG
これは20年以上前の写真、
ピースと笑顔はかわらない。

 

これで、ひとり、巣だっていくのかな?

これまでいろいろあったけれど、幸せを実感しています。

ここまで、多くの方々のささえがあって今があります。

本当に感謝しています。

私の病の、1番のおくすりは家族の笑顔です。

いちごの花言葉は「幸福な家庭」


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様々な生き方だから、瑞々しいんだよね♪ [こころね]

ゆっくり散歩しながら、自然を感じるって本当におもしろい。

今の時期、1週間でどんどん様子が変っていきます。

しだれ桜は3分咲き(27日撮影)
しだれ桜032710.JPG

 

近くでみると、こんな感じで、これからもっと、もっとたくさん花を咲かせますよっていう感じです。

しだれ桜0327101写真.jpg

木瓜(ぼけ)の花もこんなにきれいに咲いて、ヒヨドリやジョウビタキが蜜をすって嘴を黄色く染めていました。

栄養満点なんでしょうね。

木瓜写真032710.jpg

桜の花は、まだ1輪。
ソメイヨシノ032710写真.jpg

これからが、楽しみです。

 

「なぁ~んだか~不思議だよね♪  生きているぅって~♪」

「そ~さ、色々だよね♪ 生きているぅって~♪ ~」

レミオロメンの「花鳥風月」の歌詞です。

 

こんな写真を撮ることもできました。

つぐみ写真.jpg

 

「♪ 様々な生き方だから、瑞々しいんだよね♪」

 

ちなみに、20日に撮影した写真は、
しだれ桜032010.JPG

ぼけ蕾032010.JPG

桜032010.JPG
 


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信頼 [こころね]

ヤグルマギク写真033110.jpg

ヤグルマギク

 

通院していて感じること、お医者さんとの出会いも、一期一会・・・

去年の今頃、耳鼻科で18年前に手術をしてもらった先生と再会し、診察を受けたあとに、循環器内科で心臓の手術をしてもらい、約4年間続けて診てくれていた先生の最後の診察を受けました。

その日が最後だということは、中待合室の掲示を見るまで知りませんでした。

 

その日は朝1番に眼科で眼底検査のため散瞳していて、さらに耳鼻科ではめまいの検査のため、頭をぐらぐら回されて、そして、循環器内科で・・・

自分の心臓を託すくらい信頼していたのに・・・
先生は、「また、新しい出会いがあるから。」って、申し送り事項を確認しただけで、診察っていう感じではありませんでした。

別に泣いていた訳ではありませんが、散瞳していた瞳がうるんで見えていたかもしれません。

あれから1年が経とうとしています。
この時期になると、やはり異動が気になります。

年数回の通院では、信頼できる関係を築くのはむずかしい・・・かな?

ヤグルマギク:花言葉は信頼


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