真っ黒ではない。真っ白でもない。 [受診]
2009年10月30日(金)
「こういう症例いっ~ぱいあるよ。」
と言われて、安心したような、拍子抜けしたような・・・
その後、問診。
ひととおり、一般的なことを聞かれた後、
「8月頃から、歩くと痛いようなだるいような感じになります。」
「えっ?痛いの?痛いんだったら話は違いますよ。だんだん痛くなってきてるの?ふ~ん。」 と考えて、
「今日はこれから血液検査と、レントゲン、CTを撮ってきてもらいます。CTでも有用な画像が得られる場合がありますからね。血液検査はALPと骨型ALPと、CRPとそれから、今後、またMRIを造影剤を投与して撮影しますから、腎機能のチェックもしておきますね。検査の結果が出てからまた診察しますから・・・。」
「はい。」
(MRIで使用する造影剤は腎機能の低下している人には半分の量しか投与できないので、チェックして投与するのは当然のことですが、検査なしで投与してしまう病院もあるのです。以前に、O総合病院で、腎機能のチェックなしに、また、造影剤使用の同意もとらずに、1日の投与量のMAX.を、2回(2日)も、わずか3日の間隔で投与されました。検査をしないで造影剤を投与するのが間違っているのですが、癌研有明ではちゃんと腎機能の検査をすることに感心しました。もちろん、喘息もあるので、アレルギーの確認もされました。)
その後、採血、レントゲン撮影をして、
CTは予約なしの緊急の検査なので、午後からピッチで指示が出ることを告げられ、
ゆっくり、食事の時間を取ることができました。
院内を探検して、食事ができるところを探しました。
何か所かある談話室はだいたい席がうまっていましたが、相席をお願いし、おにぎりを食べ、
お腹が落ち着いてから、外へ出て、陽の光りを浴びました。
いい天気で、ぽかぽかと暖かい。
中庭から撮影した東京ビックサイトの裏側?逆光です。
(こうなると、もう、りっぱなお上りさんです。)
CT検査のため、ピッチが鳴りました。
癌研有明では、レントゲン、CT検査等、画像を撮影するときには検査着を貸し出してくれました。
使用後は、自分で、回収ボックスに返却するのです。
レントゲン撮影は女性の技師さんで、安心して検査を受けることができました。
検査技師さんの世界にも、より、一層、女性の進出を望むところです。
検査は終了しましたが、主治医の先生はまだ、10時45分予約の方の診察をしているようでした。
読書コーナーに行き、マンガを読むことに、
このコーナーには寄贈された本、絵本、コミック等がありました。
待ち時間を退屈しないように、有効に、との心遣いでした。
本を読みながら、うたた寝してしまい、気付くと2時30分くらいでした。
陽の光りが入って、暖かかった。
その後、少しマンガの続きを読み、
3時頃に整形外科の受付に行くと、
主治医の先生の診察経過が「検査結果がでしだい診察」と表示されていました。
4時にピアノの生演奏会が始まりました。
入院患者さんも集まっているようで、大きな拍手がわいています。
じっと待つ時間を、おだやかな気持ちで、ピアノの音色を楽しむことができました。
5時が過ぎ、5時20分。会社では終業の時間です。
周りで待っている患者の数も減ってきました。
そこへ、ピッチが鳴りました。
「中待合室にお入りください。」
2回目の診察が開始されました。
「患部の骨皮質は目だって薄くなっていないから、今の時点で真っ黒とは言えないですけど。大体、腫瘍と接している面は滑らかに見えますよね。でも、このあたりがちょっと薄くなって、凹凸がある感じでもあるかな?真っ白でもない(骨破壊像は明確ではないが認められる。)」
(真っ黒ではない。)
(真っ白でもない。)
「こういう状態を生検しても、やっぱりグレーにしかでないんですよね。様子を見て、痛くなるようだったら生検かな?」
「はい。」
「次回、骨シンチ検査と、MRI検査の後に診察しますね。その際に、この持参していただいたMRI像と比較しますからね。」
「はい。ありがとうございました。」
紹介状を書いてくださった先生への回答をいただき、6時くらいに診察終了。
いきなり、生検にはならず、まずはひと安心。
(骨破壊像は多少認められるようでしたが、S医科大学の医師が気にしていた肥厚については問題にはされませんでした。次回の質問にしよう。今日は本当に疲れました。)
お台場のイルミネーションを眺めながら、帰途につきました。
すてぃっちさん
eternityさん
nice!ありがとう!
by psvt.abl (2009-11-04 19:44)
takemoviesさん
nice!ありがとう!
ロシアの風景って、壮大ですね。
by psvt.abl (2009-11-14 14:00)