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どうぶつのお医者さん [こころね]

肢の調子は相変わらず、癌研有明病院への通院は8月の予定なので、腫瘍のことはちょっとお休みです。

口蹄疫については、現場の獣医師をはじめとする関係者の方々の頑張りで若干落ち着きを取り戻してきたのではないでしょうか?

ニュースでみても女性獣医師の多くなったことには驚かされます。

そう、我々が大学に通っていたときには女性の割合は20%弱だったと思います。

同窓会名簿をみて、就職先を確認すると、大半が開業獣医師、同級生同士の結婚の割合も多く、2人で開業して頑張っている場合も多いのです。

それにひきかえ、公務員はというと、微々たるもの・・・1%(2名)だったはずが、結婚して退職したのか記載がありません。

私のような研究職として就職した仲間たちも円満退職したケースが多いようです。

 

数年前から、獣医師を目指す女性が増加し、一時は学年の60%が女性で、
先生たちも、「校風が変ってしまいました。時代の流れですね。」などとおっしゃっておられました。

マンガの「動物のお医者さん」が流行ったことも影響しているでしょう。

動物のお医者さん.JPG
佐々木倫子さん著「動物のお医者さん」

おそらく、その時の女性獣医師は公務員志望率も高く、現在の、家畜保健所等の現場で活動する獣医師の多くが女性獣医師です。

今回、宮崎の現場では全国から獣医師が集められて対応していますが、やはり、大動物を扱うのは力の強い男性のほうが有為なのかもしれない。

私も仕事に関しては男性と同等に行なってきたとは思っています。
むしろ、それ以上と自負している面もありますが・・・。

 

どうしても公務員試験や採用試験となると、女性のほうが勉強家が多いし、点数は高くなるのでしょう。

医療現場では産婦人科や小児科医が足りないということが、メディアでも取り上げられ、一般の人達も知るところですが、

国の家畜防疫の現場の担当者の多くが女性獣医師である(お役所仕事で、確認の押印する役割の人たちは4年生の時代の私の同級生たちなので男性がほとんどですが)ということは知られてはいません。

あまりにも、かたより過ぎた、人員の配置は問題があります。

男女雇用均等法等もあり、難しい面がたくさんありますが、国として取り組まなければならないことのひとつではないでしょうか?

(草食系男子という言葉ができるような時代なので、女性のほうが力も強くなっているのかもしれませんが・・・)

道端の草木の様子です。

ニラの花060510.JPG

じゅず玉060510.JPG

アジサイ蕾060510.JPG

しそ科060510.JPG


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コメント 4

春分

「動物のお医者さん」の影響は大きかったようですね。私も持ってます。
というか佐々木倫子ほとんど(「~お医者さん」までならすべてですが)持ってます。
従って女性獣医師というと菱沼さんのイメージが先に立ちますので、いいやら悪いやら。
某所で「医療崩壊の一因は女医が増えたこと」と言う「悪意ある」意見を聞きました。
「QOML(クオリティ・オブ・まい・ライフ)」の方が多いと。身を犠牲にする医師が少ないと。
そもそもかつての「男性的な」姿が問題なのでしょうけど、それが支えた命もあると。
うちの会社は「女子は民間最高水準、男子は並の気のいいやつら」がまあ課題です。
by 春分 (2010-06-13 07:40) 

psvt.abl

春分さん
確かに、菱沼さんのような人はいました。思い出すと懐かしいです。
今はそういう時代になってしまったのではないでしょうか?
・・・してしまった。というのが正しいかも知れないです。
いいなぁ、春分さんの会社の女子がうらやましいな~。
by psvt.abl (2010-06-13 10:19) 

すずめ

私も動物のお医者さん持ってます^^;;
ハスキー犬に憧れましたが、九州のような暑いところでは犬が可哀想とあきらめました。
by すずめ (2010-06-19 17:55) 

psvt.abl

すずめさん
佐々木倫子さんの丁寧な絵のタッチと、そんなことあるよねぇっというようなあらずじが好きでした。ハスキー犬もスナネズミも主の鶏のヒヨちゃんも、表情たっぷりでおもしろかった!
確かに、ハスキー犬は九州ではかわいそうですね。
by psvt.abl (2010-06-19 21:27) 

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