リウマトレックスとフォリアミン:桜満開の日に処方 [薬]
桜がきれいでした。
病院の桜は今が満開!
2ヶ月ぶりのリウマチ内科の受診でした。
骨腫瘍に関しては1年に1回の受診なので、少し・・・いや、かなり?タイトルとは違う話になっています。
リウマチ内科に通いだしたのは、もう、おととしのことになりますが、おととしの11月から手のこわばり、12月から痛みがでて、昨年の1月に総合内科を受診したところ、リウマチ膠原病科を紹介されたときからです。
最初は循環器内科などでかかっている総合病院内でのことでした。
そこで、抗核抗体など、膠原病、自己免疫疾患に関する検査をしましたが、あてはまる病気がなく、本当に真っ正直な先生でしたので、「骨腫瘍を患っている患者さんは非常にまれなので、診断がつきません。リウマチ膠原病科で扱う疾患ではない。炎症性疾患ではないと思います。線維筋痛症などの精神的なものではないでしょうか。」 などという診断をくだされました。
この診断には納得できませんでしたので、お願いして、紹介状を書いていただき、都内の大学病院を受診することにしたのでした。
紹介先の病院は自分で情報を集めて、自分で決めました。
今考えると紹介状を書いてもらおうと思った一番のきっかけは、「指が腫れて痛い。」 と言う私に、「指は腫れているようには思えない。」 と言う先生、痛みをわかっていただけないことが酷く悲しかった。
骨腫瘍があるので、たとえ診断されたとしても、ステロイドの使用は難しいことが予想され、治療云々というよりも、この状態をわかってもらえる先生を探したかったからなのです。
それと、「わからない。」 と言われたら、やっぱり、他の病院に行くしかなかったと・・・
その後、昨年7月から大学病院のリウマチ内科の先生に診ていただいています。
先生は、初診時に「指が腫れているのではないですか?」と言われ、検査で、指の関節に腱鞘炎があることを確認、「特発性腱鞘炎」と診断されました。
依然として、原因は不明でしたが・・・
治療はやはり、ステロイドは骨腫瘍のことを考えると難しいと・・・
私もこれまでは、朝のこわばり、腱鞘炎の痛みはがまんできないものではなかったので検査のみの経過観察をほぼ2ヶ月に1回、受けていました。
ところが、手だけでなく足にも痛みが走るようになり、さらに、3月に心電図に突然異常波形が記録されたため、動脈カテーテル検査を受けた後、肩関節、ひじまで痛くなるようになっていました。
今回の診察で、先生からは腱鞘炎の他に右指の関節に腫れがあることを指摘されました。
腱鞘炎のため痛いのだと思っていましたが、右と左を比べると、利き腕であるということを考えてみても明らかに関節が腫れていることがわかりました。
そこで、満を持して、先生が処方してくださった薬は抗リウマチ薬の「リウマトレックス」です。関節リウマチの薬なので腱鞘炎に効くかどうかはわかりませんが、ということを付け加えた上での処方でした。
・・・先生は関節が腫れるのを待っていたのかもしれません。
動脈カテーテル検査のストレスで、以外なところに変化が・・・(循環器内科の先生にも私の痛みは理解できないようでしたが・・・)
先生は最初に「メトトレキセート」と言われましたので、すぐに抗がん剤だということが頭に浮かびました。そして、この抗がん剤は服用量によっては関節リウマチの薬にもなることも知っていましたが・・・
「ステロイド」よりも副作用が軽いということ?
「ステロイド」は動脈硬化を起こす副作用があるから心臓にはよくないのでと、「メトトレキセート」を処方してくださったのです。
ただし、この薬も副作用が起きることがあるので、その防止のために「フォリアミン」というビタミン剤を併用することになりました。
「リウマトレックス」は週1回、曜日を決めて服用します。
朝食後2mgを2錠、そして、その日の夕食後に2mgを1錠、1週間に1日だけ6mgを服用します。
そして、「フォリアミン」は「リウマトレックス」を服用した日の翌々日の朝食後に1錠服用するのです。「フォリアミン」は「リウマトレックス」により阻害された葉酸の合成を補うための薬で、「リウマトレックス」の効果がなくなる時間にできるだけ葉酸の欠乏している時間が短くなるように、時間をずらして服用するのです。
「リウマトレックス」は続けては服用せずに、必ず休薬期間をおかなければなりません。1週間のうち6日間が休薬期間です。
本当に今までに服用した中でも強い薬で、続けて服用できるかがちょっと心配・・・
「リウマトレックス」です。
今年初めての満開の桜をこの病院でみることになるとは思ってもみなかったけれど・・・
撮影していたら、他の患者さんも一緒に撮影していました。
桜のピンク色には本当に癒されます。
帰宅時にもしばらく立ち止まって見とれていました。
痛いのが治るといいですね。
身体は繋がりあって体液が循環しているものだから、影響は一つに
止まらないですね。今の私は癌との係わりがないようだけど、勉強に
なります。
by 春分 (2012-04-13 07:43)
春分さん
やっぱり、抗癌剤にもなる薬の作用はキツイです!
服用した翌日から、反跳性に免疫細胞が活性化したような痛みに襲われました。
先生は、「今の状態がよくなったら、1錠だけ飲んでみてください。」などと簡単に言うのですが、もう2度と飲めそうにはありませんよ~
by psvt.abl (2012-04-13 20:20)